学園生活
西日本探訪レポート(中三)
中学三年生 西日本探訪レポート
日程:4泊5日(2025年10月26日〜30日)
2025年10月、中学三年生は「西日本探訪」として沖縄を訪問しました。この研修旅行では、平和学習や自然体験、民泊を通じて沖縄の文化や人々の暮らしに触れ、深い学びを得ました。以下に、日ごとの活動内容を報告します。
1日目:沖縄の歴史と平和を学ぶ旅の始まり
羽田空港を出発し、約3時間のフライトで那覇空港へ到着しました。
初日は糸満市方面へ向かい、カマシチャガマやターガーガマでの入壕体験を行い、戦争の悲惨さと平和の尊さについて学びました。その後、佐喜眞美術館を訪問し、戦争と芸術を通して平和への思いを深めました。夜には宿泊先のホテルで平和講演が行われ、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
2日目:平和祈念公園から伊江島へ
朝食後、平和祈念公園・資料館を見学しました。沖縄戦で亡くなった多くの命に黙祷を捧げ、戦争の記録や遺品を通して歴史を学びました。
続いてひめゆり資料館を訪れ、女子学徒たちの過酷な体験に心を打たれました。午後はバスで北部へ向かい、フェリーで伊江島へ渡航。入村式ではホストファミリーとの対面が行われ、温かい拍手で迎えられました。この日から2日間の民泊体験がスタートしました。
3日目:伊江島の自然と人々の暮らしに触れる
終日、各家庭での民泊体験を行いました。畑仕事や料理、釣り体験など、家庭ごとに異なるプログラムが用意されていました。生徒たちは「地域の方がとても親切だった」と話し、都会では得られない貴重な体験を積みました。夜はホストファミリーと一緒に食卓を囲み、沖縄の方言や文化について楽しく学びました。
4日目:選べる体験プログラムで多彩な学び
この日は2つのコースに分かれて体験を行いました。
どちらのコースも美ら海水族館見学を行い、ジンベエザメやマンタなどの巨大な海の生き物を観察し、海洋生態系への関心を深めました。
屋我地島カヌー体験コースでは、マングローブの森をカヌーで進み、自然の豊かさを肌で感じました。
シュノーケル体験コースでは、透き通る海で色とりどりの魚と泳ぎ、沖縄の海の美しさに感動しました。
夕方、北谷町のホテルに到着。夜には仲間同士で旅の思い出を語り合い、楽しいひとときを過ごしました。
5日目:首里城・国際通りを巡り、学びの旅を締めくくる
最終日は首里城公園での写真撮影からスタート。かつて琉球王国の中心であった首里城の歴史や建築美に触れました。その後、国際通りでの班別自主研修を行い、地元の人々との交流や買い物を楽しみました。
午後、那覇空港から羽田へ向けて出発し、充実した5日間の研修旅行を終えました。
まとめ
今回の西日本探訪では、「平和」「自然」「文化」「人とのつながり」という4つのテーマを中心に、教室では学べない数多くの経験を得ました。特に伊江島での民泊体験や現地の方々との交流は、生徒たちの心に深く残る思い出となりました。これらの体験を通して、他者への思いやりや平和を願う心を育み、今後の学びや生き方に生かしていくことを期待します。