私たちの願い

高輪中学高等学校 校長 平野 豊 高輪中学高等学校 校長 平野 豊

 本校は教育理念に「見えるものの奥にある見えないものを見つめよう」をおいています。その実践として、多感な中学高校の六年間、真摯に物事の本質を探究し、何事も表面だけを見て判断するのではなく、常に内面の深い部分まで目を向けて学び続けることを、教育の根本に据えています。

 そして、具体的な目標として次のことを定めています。新しい時代を担うリーダーとしての資質をもった人を育てていく、つまり人を育てる指導を、一つ目の目標としています。基本的な生活習慣の確立を大切に、心身両面の教育に取り組み、社会に出てから真に活躍でき、信頼される人間の育成をめざしています。二つ目の目標は、生徒の皆さんがしっかりと学習し、希望する大学へ進学するための実力をつけさせることです。生徒は高輪での生活の中で自分の将来を考えていきます。自分の夢を実現するためにはどのような進路の選択がよいのか、さまざまな学習を通して自分の希望する大学を決めていきます。生徒の希望を叶えるための実力をつけていくこと、個々の生徒を理解し誠実に関わっていくことを、大切にしていきます。

 高輪には友と出会い、共に笑い、汗を流し、語り合い、感動を実感する学園生活があります。そして、日々の生活の中での学習、クラブ活動、さまざまな学校行事の何事に対しても前向きに取り組み、真摯に取り組んでいくことが、自分を成長させていきます。昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分と、自分の持っている能力を磨き、自分の人格を成長させていくこと、これが高輪の校訓である「自主堅正」の精神です。理想を掲げ、高い目標に向かって努力することが人を育てます。

 「自らの意志で判断し、行動に責任がもてる人間に」

 「自らを戒め正し、厳しい現実を乗り越えていく人間に」

 「自己実現をめざし、絶えず人格の向上に努力する人間に」

 「大きな隣人愛をもって、社会の発展に尽くしていく人間に」

学力の伸長と人格の育成をめざしているのが高輪学園です。

学校長 平野 豊

 

読売新聞オンライン本校特集記事(平野校長インタビュー)