学園生活

芸術鑑賞会(高1)

 6月28日(金)、高1の芸術鑑賞は「能楽鑑賞教室」ということで、国立能楽堂へ行ってきました。仲違いし決闘をすることになるもどこか滑稽さの漂う山賊達を描いた狂言「文山立」、静御前と源義経の別れ、悪霊と弁慶の戦いを描いた能「船弁慶」の二本立てでした。狂言は単純で大仰な所作や台詞が特徴で、所々分からない部分がありながらも楽しんで見ていたようでした。能は四月から古典の授業で関連した題材「義経記」を扱ってきたおかげか、難しいながらも理解に努めていたようで、話の展開の差異を指摘してきた生徒もいました。

 また、鑑賞の前に「能楽の楽しみ」と題して、代表生徒が足袋を履いて舞台に上がり、立ち姿や足運びを行わせていただく時間があったのですが、これが大いに盛り上がりました。座席側も一緒に台詞回しを練習する場面では、他の学校の方や一般のお客様も大きな声で参加していて、良い雰囲気でした。生徒達にとって、伝統芸能を少しでも身近に感じられる良い機会になったのではないかと思います。