令和3年度 卒業生

進学先 東京大学 文科一類

合格校 早稲田大学 政治経済学部経済学科 *共テ 
    早稲田大学 法学部 *共テ

 僕は塾に通っていなかったので、市販の参考書及び学校の授業と講習を中心に6年間勉強しました。
 高1からコツコツ休みの日は8時間くらい勉強していました。
 東大を意識して勉強し始めたのは高2の夏頃からですが、受験が終わるまで勉強時間を伸ばすことはせずに、一日空いてる日は8時間程度勉強していました。
 高3の4月〜5月までは学校の授業及び講習を軸に進めながら、市販の参考書をひたすら解いていました。
 6月から8月末までは毎週末に2011年から2021までの11年分の過去問を解いていました。過去問の添削は学校の先生にお願いしました。平日は引き続き市販の参考書を解いていました。
 夏休みは学校の講習と塾の夏期講習、東大模試の復習で終わってしまいました。
 9月以降は週末に1995年以降の過去問を解きながら、夏の東大模試で見つけた課題に取り組んでいました。また、時間に余裕がある時には私大やセンターの過去問を解いていました。このような感じで11月末までは市販の参考書と過去問を解いていました。
 12月からは共通テストを意識し、共通テスト及びセンターの過去問を毎日2時間解いてました。
 1月から共通テスト本番までは共通テスト対策に全振りしました。
 共通テスト後から東大2次までは、私大に出願はしたものの、私大の過去問は解かずに東大の過去問と東大模試の過去問を解き続けました。
 次に僕がとった各教科の対策と使用したおすすめの参考書を一部紹介したいと思います。(おすすめ度が高い順に◎・○・△)

現代文…学校の授業で様々な大学の過去問を扱ったので、授業だけで十分だと思い、家では東大と東大模試の過去問以外の勉強はしませんでした。また、苦手科目だったのであまり時間はかけませんでした。
 参考書…「生きる現代文キーワード○」

古漢…現代文で取れない点を埋めなければならない科目だったので力を入れて勉強していました。
 参考書…「特講マドンナ古文和歌の修辞法◎」「吉野のパワーアップ古文読解入門・完成編(初心者向け◎)」「基礎からわかる漢文(初心者向け◎)」「飯塚漢文入門講義の実況中継上下(初心者向け◎)」「みんなのゴルゴ極める古文4○」「古文読解多読トレーニング○」「全レベル問題集古文4○」

数学…得意科目だったので解ける問題を確実に取る練習を積みました。
 参考書…「東大数学で1点でも多く取る方法◎」「上級問題精講◎」「ハッとめざめる確率◎」「文系数学の良問プラチカ○」

英語…得意科目だったので他の受験生に差をつけられるよう力を入れました。
 参考書…「やっておきたい英語長文300〜1000◎」「東京大学英語(④以外)◎」「竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本◎」「実力判定英文法ファイナル問題集標準・難解大学編◎」「英文読解の透視図◎」「京大英語27か年○」「頻出英文法・語法問題1000○」「英語要旨要約トレーニング○」「東大英語総講義○」「英語要旨大意問題演習○」「話題で読み解く英語長文○」「情報構造で読む英語長文○」「イチから鍛える英語長文700△」

世界史…好きだったので私大に出るような細かい知識や受験には必要ないような豆知識も覚えていました。
 参考書…「段階式世界史論述トレーニング◎」「青木世界史B講義の実況中継(私大向け◎・国立向け△)」「実力をつける世界史100題○」「シグマ基本問題集 世界史B○」

地理…苦手科目だったのですが過去問を解いて練習を重ねて知識を増やし、記述の書き方を学んで点数を伸ばしました。
 参考書…「地理B論述問題が面白いほど解ける本◎」

令和3年度 卒業生

進学先 東京医科歯科大学 医学部医学科

合格校 東京慈恵会医科大学 医学部医学科 
    早稲田大学 政治経済学部経済学科 *共テ
    早稲田大学 法学部 *共テ

高3の4月の時点では複数の分野に興味があり、志望校はしっかりとは決まっておらず,とりあえず理三を目指していました。(具体的には理学部と医学部に興味がありました)最終的には共通テスト後に東大か医学部かの選択をしました。塾は鉄緑会とSEGに通っていました。

高3が始まった時の各科目の出来具合
・英語
 高2の時期にひたすら英語やってたので得意でした。高2の時の東大模試が80/120くらいでした。(このあと伸びていませんが)
・数学
 得意科目でした。高2の夏でもしっかり2完とかでした。ただ数学は事故が起きるのが怖かったので高3でも一番時間をかけました。
・物理
 高3春の時点で原子以外は一通り終わっていましたが、難しい問題には太刀打ちできないといった状態でした。
・化学
 モルっていうのがあるというは知っているが、よくはわかっていないといった感じでした。正直ほとんど何も知りませんでした。あとはEOSを知っているくらいでした。高2夏の東大模試は合金と記号問題で10点しか取れていなかった記憶があります。
 とまぁこんないかにも現役生らしい(部活も六月までかなり頑張っていたし)ひどい状態だったわけですが、高3で頑張れば、しっかり伸びます。諦めないで!

模試について
医科歯科や慶應医学部・千葉大医学部くらいだと受ける生徒のレベル的に東大模試くらいしか受けるものがありません。現役生は点数がぶれるので駿台・河合の両方を受けるのをお勧めします。
高校2年生の方もモチベーションを高めたり、1年後に目指すべきレベルを把握するために高3の模試を受けるのはアリだと思います。

おすすめの参考書
 書けと言われたものの特にありません。鉄緑会やSEGの演習とかテキストをメインで使っていました。(メルカリで高く売られているくらいですから)あとは書店に行けば理三本という東大の理科三類に受かった人の合格体験記が売ってます。そういうので情報を集めたり、モチベーションを上げるのはおすすめです。(東大志望や国立医学部・難関私立医学部を目指す人には有用なのではないかなと思います。)

本格的に受験勉強を始めた時期
高3の4月
 この時期は塾と部活の両立が非常に難しかったです。睡眠時間もろくに取れず、体の震えがとまりませんでした。

共通テストの対策(791/900(医科歯科換算795/900))
 これはマジで舐めないでください。共通テストはいくら高くてもいいです。95%目指して頑張ってください。特に後期の出願先にも絡んでくる医学部志望はがんばりましょう。僕は後期千葉医に出願しました。
 僕は、11月の文化祭休みの時に地理をはじめました。村瀬の地理Bみたいなやつを1周したら過去問(or予想問題or模試の過去問)を1日1セット本番まで続けました。定期的に村瀬の地理Bみたいなのも見返して、本番までに3周くらいしました。国語も12月から対策を始めました。センター試験の過去問10年分を2周し、またパックなどにも手をつけました。残りの科目に関しては冬休みになってから始めました。(こんだけやってればいやでも伸びます。実際、僕は国語が171/200、地理は91/100でした)
共通テスト前の一日の過ごし方は、「まず朝の8時から11時くらいまで地理をやって、そのあとお昼食べる前に数,または理科を2回分やる。1時から4時まで国語をやってそのあと夕飯前に数学または理科を2回分やる。」といった感じでした。夕飯後は知識のインプット(理科の冊子を全て見返す、地理の知らなかった知識をまとめていたノートみたいなのを見返す)や、洋書を読む、二次対策の数学などをしていました。

私立の対策
(共テが終わるまでは特に何もしていませんでした。)
慈恵会医科大学医学部医学科
 英語が特に難しく、運ゲーです。自己採点も4割無いくらいでした。残りの科目でしっかり得点しましょう。 物理は見たことないような問題が出ますが、しっかり理解してれば解けるはずで、高得点を狙いましょう(物理だけは5年くらい過去問に触れてください)。二次ではMMI形式で他の大学とは形式が違いますが、悪目立ちしなければ2次だけで落ちることはないと思います。

国立二次に向けてやったこと
 洋書、高2高3の英作文の書き直し
 塾の数学の演習,テストゼミを全部解き直す
 理科の前期の冊子を全て読み返す
 理科の後期演習を全部解き直す
 あとはひたすら過去問演習(たまに後期問題集)をしていました。
 医科歯科の要約なんかは毎回塾の担当の先生に見せに行っていました。
 この期間に過去問だけをやるんじゃなくて、復習にも時間を割いたことでかなり伸びました。またこの時期は夏みたいに一日14時間勉強とかはしないほうがいいと思います。家族以外と話すことは基本的になく、疲れやストレスは溜まりやすいです。なのでメリハリを意識してしっかり運動など息抜きをするのが大事です。僕は「夕飯後は勉強をしてもしなくてもいい」というルールを設けていました。僕の場合はオリンピックを見るのが最大の息抜きでした! 慈恵の面接でオリンピックトークをしたのでしっかり役にも立ちました(笑)。

2次試験当日
 場所は代ゼミタワーで、学校の教室の半分くらいの大きさの教室で受験しました。試験監督は大学生らしい人しかおらず、そこまで緊張感はなかったです。面接などは塾の医学部講習などで何が聞かれるかなどいろいろな話が載ってると思います。そこに載ってることしか出ません。ただ、しっかり対策していきましょう。これも舐めないでください。再面接にかかった人が僕から見えただけでも4人はいました。

やってよかったこと(前科目共通)
・基礎固め
 直前期でもやはり塾も授業冊子を見返したりするのが大事だと思います。
・試験の下見
 第一志望でもない学校でもやりましょう。
・間違い直しノートの作成
 僕は数学と物理と化学で似たような間違いをよくしていたので同じノートに書き出していました。高3後期とかになっても勿体無いミスは良くするものです。本番しないように、自分の間違える元はしっかり潰しておきましょう。(例えば直径なのに半径使っていたとかですかね)
・人に説明できるようになる
 僕はその週に鉄緑で習ったことを学校の友達に解説するようにしていました。

最後に
 最後はメンタル勝負です。絶対受かるンゴって気持ちで臨みましょう。僕は医科歯科前日に「主席とってくるわ〜」とか宣言してました。根拠のない自信でも大事です!不安なんかに負けるな!!!